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協働事業報告会報告

市民活動団体と市による相互提案協働事業報告

平成29年度実施事業4団体の事業報告が行われました。

 とともは「身近な図書館づくりプロジェクト」として市担当課鎌倉中央図書館、玉縄図書館と「玉縄歴史の会」「憩い宿」、腰越図書館と「鎌倉広町の森市民の会」の協力を得て、地域に関連した事業を1年間通して展開しました。多彩な事業のためその都度綿密な会合を重ねることによりお互いの信頼関係を深めることが出来、協力団体が持っている豊富な資料や貴重な論文等を図書館に寄贈いただくことが出来ました。これら資料等の収集保存が出来たことは郷土資料の充実を得る一端となりました。この資料の一部や事業の様子を貸出し可能なパネルとして2館で22枚作成しました。(このパネルは報告時に会員が掲げ参加者全員の方に見ていただきました)

 

図書館の成果報告の中から、利用促進をはかる根拠として事業と並行して行った統計資料①地域別登録者調査・貸出利用調査より、力を入れたい地域が一部ですがはっきりしたこと②地域イベン

 

ト時自然科学・環境に関する貸し出しが増加したことが挙げられました。利用者との資料に関する会話や、直接手渡すことで利用の促進に結びついた等手ごたえを感じることが出来たようです。又、年間を通して地域資料の特別展示コーナーが設置されたり司書作成の資料リストの配布や本の紹介が行われたことも、利用促進に結び付いた理由として挙げられるでしょう。今後の展望としては、「地域間格差解消のため施設や司書、資料の拡充」や「地域ならではの郷土資料の収集・保存・提供の促進」のために、地域の住民・市民団体・学校・事業者等との連携を深めることが望まれます。

当初の課題であったブランクエリアに対する問題点等は数多く残されています。

当日の参加者は鎌倉市図書館から青木中央図書館長、浅見館長補佐(報告者)、佐藤玉縄図書館長、中野腰越図書館長、河合係長、とともから阿曾(報告者)以下会員7名でた。

報告のため資料作成は4月に入り毎水曜の例会時だけでなく問題が生じた都度、時には図書館とも会合を重ねること10数回、持ち時間10分の発表に向けてパワーポイントを作成し、リハーサルを何度も繰り返し当日に臨みました。

市民生活部協働事業選考委員会5名の委員からの講評は概ね好評で、その一つに土屋副委員長から引き続き予定される事業の有無について質問がありました。図書館回答として地域館振興を図書館の重点事項の一つとして取り組んでいきたいが、予算化がされていないので協働事業ではなく市民活動団体に協力して事業を行う計画をたてている旨の報告がありました。

この協働事業を通して多くの方の協力を得ることが出来ました。これからのとともの活動に大きく役立つ事と思います。

当日の質疑応答・総評の様子は、鎌倉市地域のつながり課のHPで今秋頃発表の予定だそうです。