· 

「間島夫妻の業績を知り、ゆかりの地を歩く会」を開催

 10 月19 日、「間島夫妻の業績を知り、ゆかりの地を歩く会」が開催されました。この催しの主だった参加者は間島弟彦の母校である青山学院の日本文学科卒業生です。開催のきっかけは2015 年9 月にTOTOMO が青山学院の学園祭に旧鎌倉図書館の保存を訴えるために参加したことにあります。このとき各教室を回った中に日本文学科卒業生による催し会場があり、そこで旧鎌倉図書館のお話をしたとき、鎌倉在住の方(次ページに寄稿いただいた今泉信子さん)がいらっしゃいました。これがご縁で今泉さんには旧鎌倉図書館保存のための寄付金を集めていただき、TOTOMO からもそのお礼を兼ねて旧鎌倉図

書館に関する動きを逐次お知らせするというつながりができました。

 今回、今泉さんから「日文教養講座・秋の鎌倉散策」を企画している、ついては旧鎌倉図書館と間島弟彦のことを話してもらえないかという依頼があり、それなら話を聞くだけでなく併せてゆかりの地を歩かれてはどうかという提案をTOTOMO からさせていただき、上記のような催しを開催する運びになりました。この日の参加者はスタッフを含め22 名でした。

 ゆかりの場所である英勝寺や国宝館に詳しい「鎌倉を愛する会」の鈴木保美さんに現地の案内をお願いし、快諾していただきました。偶然にも鈴木さんも青山学院のご出身でした。当日だけでなく準備段階からの鈴木さんのご協力でより充実した催しになったことを、この場を借りて感謝申し上げます。この催しが間島夫妻を顕彰し研究する継続的な会の設立につながればと考えています。