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鎌倉市図書館振興基金条例の「運用基準」ができました

 『図書館とともだち№148』で報告したとおり、鎌倉市図書館振興基金条例が9 月議会で可決され、10 月20 日に交付施行されました。

 その際付された附帯意見に則り「鎌倉市図書館振興基金条例の運用基準」(参考:添付資料① 以下「運用基準」)が作成され、11 月教育委員会定例会と12 月文教常任委員会で報告、了承されましたのでお知らせします。

 9 月市議会文教常任委員会で各議員から繰り返し指摘していただいたこともあり、「運用基準」(案)の作成にあたっては、図書館から図書館協議会委員に原案の提示がされるなど、市民意見を収集するための丁寧な作業が行われました。当会では、図書館からの呼びかけを受け意見書を提出しました。その後、事務方でさらに精査されて「運用基準」(案)が完成、報告されました。

 振り返れば、鎌倉市図書館振興基金条例の制定は数年来の当会の願いであり、その制定に向けて心を砕いてきました。特に、東日本大震災を経た後は、一度失ってしまうと二度と手にすることが叶わない貴重な鎌倉の地域・郷土資料の大切さを改めて痛感し、一期一会の資料との出会いを逃さないためにも基金創設は重要との思いは深まりました。

 たくさんの方の尽力で条例が制定されたことを心に刻み、これからは基金創設の理念を広く共有していくための取り組みをしていきたいと思っています。そのためには、引き続き皆様のご助言やご支援が必要です。今後ともどうか宜しくお願い致します。