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「グラフィックレコーディングで会議を見やすく記録する」参加報告

2 月20 日、27 日19 時から行われたNPO センター主催の標記講座に参加しました。講師はNPO法人ちょうふこどもネット副理事長の横山泰治氏です。20 日は15 名、27 日は13 名が参加しました。

 

グラフィックレコーディングとは、絵や図を使って立体的に見やすく、わかりやすく、その場で記録する手法です。「絵が苦手でも大丈夫」という謳い文句に誘われ、講師の明るくはきはきとした口調に励まされて、楽しく取り組むことができました。

 

1 日目は入門編。「とにかく描いてみよう!」ということで、用意されていた特製ホワイトボード―無色のクリアファイルに白い紙を挟んだもの―で練習です。〇を使って人の表情の描き分けを習得した(?)後、他の人の話を絵を使って表現することに挑戦‼ これには四苦八苦です。

 

2 日目は実践編。「見やすくまとめると、人に見せたくなる!」というのですが、この見やすくまとめるというのが難題です。A 班の討議をC 班が、B 班の討議をD 班が記録したのですが、記録班のメンバーはもう、右往左往。何をどうしたら良いか分からず、ひたすらメモるもどう処理したものか悩むばかり。何とか模造紙にまとめましたが「人に見せたくなる」レベルには至りません。

 

ここで全員一旦席に戻って感想、反省、ポイントを整理。そして討議班と記録班が交代。すると、ぐっと見やすく、わかりやすいまとめとなりました。一度実践してみることで、それぞれ要領がわかってきたのです。

 

1 日目に教わったポイントは「ただ聴く」「他人の目で観る」「自分の手を信頼する」の3 点でした。これらの意味が、2日目の実践でようやく理解できました。会議の邪魔をせずできるだけ正確に聴くことが大切なようです。

 

私はこれまでミーティングで自分のノートに記録する時、多分に主観に支配されていたのだと気づきました。自分の考えも大事だとは思いますが、記録者は主観を交えずに出された意見をそのまま受け止める

ことが必要なのです。

 

この講座の翌日からは新型コロナウィルス対策として市内の公共施設が利用自粛となり、さらに全国一斉に小中高校の休校が要請されるという緊迫した状況下での受講でしたが、今後に活かしていきたいと思います。

(会報200号掲載)