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速報!30年ぶりに司書の新規採用が復活します

 1993 年を最後に途絶えていた司書の専門職採用試験が 2022 年度に実施されることになりました。新規 に 2 名の司書を一般職ではなく技術職として 2023 年 4 月に採用される見込みです。

 昨年の 9 月議会で司書の新規採用を求める陳情が採択されて以降、鎌倉市の行政が市民の要望や議会 の判断にどのように対応するのか、なかなか見えてこない状況が続いていました。2 月議会が始まり、代 表質問に立った高野議員からの「司書採用はどうなっているのか」という質問に対して、教育長は「来 年度当初(本年 4 月)の採用はないが、来年度末に退職予定の 2 名に関しては専門職体制が維持できる ように対応したい」と答弁しました。退職する技術職司書の補充のためには新規に司書採用すべきでは ないかという再質問に対しては、「技術職として採用するかどうかは未定だが、司書有資格者を採用する」 と教育長は答えています。「採用する」という言葉があったので期待感をもってその後の動きを注視して いたのですが、常任委員会、一般会計予算等審査特別委員会ではこの件についての質疑はなく、3 月 22 日に開かれた図書館協議会でも図書館からの経過説明はありませんでした。

 そこで、図書館協議会を傍聴した後、教育委員会を訪ね、教育文化財部長にアポなしで面談させてい ただき、冒頭に述べたことを知ることができた次第です。採用の具体的スケジュールや公募対象が新卒のみか経験者も含むかなどの詳細についてはこれから検討するということでした。

 なお、同じ 3 月 22 日付で発行の鎌倉市職員労働組合の機関紙「あゆみ」にも「教育委員会から 2 名採 用の回答」という記事が掲載されています。その後、組合に確認したところ教育委員会からの回答は 3 月 3 日にあったということなので、もう少し早く現場の責任者からこの情報が市民に届けられるといい と思いましたし、図書館協議会でも報告されるべきではなかったでしょうか。  いずれにしても、当会の署名活動に協力していただいた皆様、陳情採択に賛成してくださった市議の 方々、司書採用に向けて奮闘・努力してきた鎌倉市職労に深く感謝申し上げます。